次世代のサウンドを創造する

3D Sound

制作事例1

実咲『エピローグ』
ボーカル/アコギ/ピアノのシンプルな編成によるアコースティック楽曲を3D MIX

<動画解説>
 
ボーカル/アコギ/ピアノの定位感が通常の『Stereo Mix』と『3D Mix』とでどのように違うのかをよく聴いてみて下さい。
 
 普段我々レコーディングミキサーがトラックダウン(複数の音源をまとめる作業)する時には、L(左)とR(右)の間の空間にそれぞれの楽器を”定位”させるのですが、この通常のミキシング手法ではヘッドフォンやイヤフォンでリスニングした時に音が頭の中で鳴っているような感じがします。これを専門的には『頭内定位』と呼んでいます。

 これを皆さんは当たり前のように聴いている訳で、私もこの”頭内定位”の音に慣れ親しんできましたし、当たり前のようにミックスしてきました。

でも、”立体音響”の世界を知り、ヘッドフォンで音を聴いた時に音源が”頭の外側で鳴っている”いわゆる『頭外定位』を体感してからは、この「何とも不思議な感覚をぜひたくさんの人に届けたい」と思うようになった訳です。
 
Stereo Mix ではセンターにボーカル、右にアコギ、左にピアノという定位になっていて、実音は全て頭の中で鳴っていますよね?
これが 3D Mix に切り替わった瞬間にそれぞれの音源が頭の外側に飛び出すように聴こえませんか?

しかも、ピアノとギターは通常のステレオMIXでは不可能な ”斜め後ろ” から聴こえていると思います。
3D Mix ではこのように後ろ側や頭の外で音が鳴っているようにミキシングすることが可能になるのですが、始めたばかりの頃は30年以上のミキシング経験を持つ私でも全く上手く行きませんでした。
 

そして研究開発を重ね完成させたのが『8Way Reflection』です。